高知県民にとっての生活市であり、観光名所としても有名な「土佐の日曜市」
高知城の追手門から全長約1kmにわたって続く街路市で、毎週日曜日になると約300店舗が軒を連ねます。
どの店舗も魅力的ですが今回は、そんな日曜市で買えるおすすめのグルメを10個に絞ってご紹介します!
週末、日曜市に足を運ばれる方はぜひこの記事を参考にしてみてください♪
日曜市で販売されている魅力的な商品をご紹介する前に、まずは日曜市についてもう少し詳しくお話ししていきましょう。
日曜市は、年始(1/1,1/2)とよさこい祭りの期間(8/10〜8/12)を除く毎週日曜日、休むことなく開催されています。
その歴史は非常に古く、今から300年以上前の江戸時代まで遡ります。
1689年(松尾芭蕉が奥の細道の旅を始めた頃)に制定された土佐藩の藩法の中に、街路市の開設日や場所に関する記述があることから、少なくとも330年以上の歴史があることになりますが、明確な起源はわかっていません。
高知県民だけでなく県外の観光客にも愛されており、1日に約17,000人もの人々が訪れ、活気にあふれています。
17,000人と言われてもピンとこないかもしれませんが、高知駅の1日平均利用者数約4,500人(2023年度)と比較すると、その数の多さに圧倒されるのではないでしょうか?
高知城の追手門からはりまや町の電車通りにかけて続く全4車線の追手筋のうち、大胆にも片側2車線を占拠して開かれており、店舗数は日によって前後しますが約300店舗、総距離は約1kmにも及びます。
その歴史と規模感から、日本一の街路市とも称されているのが土佐の日曜市です。
毎週、約300店舗が出店する日曜市には、野菜・果物・植物・伝統工芸品などなど様々な商品が集まります。
ですが、日曜市といえば何といってもグルメ!
ここからは、食べ歩きやお土産に最適な日曜市のおすすめグルメを、厳選して10商品ご紹介します。
まずはじめにご紹介するのは、大平商店の「いも天」です!
日本テレビ系列の大人気番組「秘密のケンミンSHOW 極」でも紹介された大平商店のいも天は今や日曜市で大人気の名物グルメとなっており、このいも天を目当てに県外から足を運ぶ方も少なくありません。
いつも行列ができていますが、スタッフが手際良く大量のいも天を揚げていくので、それほど待つことなく購入できるでしょう。
国産のサツマイモに50年以上門外不出の衣をまとわせカラッと揚げたいも天は、外はサクサク、中はホクホクで絶品の仕上がりです。
どこか懐かしさを感じる素朴な味わいでありながらも、なかなか真似できない絶妙な味わいで、小さなお子様からお年寄りまで幅広い世代の方から愛されています。
一口サイズなので食べ歩きにもぴったりですが、出来立てはとっても熱いので火傷しないようにお気をつけください。
そんな大平商店のいも天ですが、ご自宅でも気軽に試せるいも天粉が発売されてます。
おいもにまとわせて揚げるだけであの美味しいいも天が再現できるのはもちろんの事、山菜やキノコ・お肉などに使えば美味しい天ぷらが出来ちゃいます。
他にも色々な活用法があるので、是非気になる方はチェックしてみてくださいね!
次にご紹介する日曜市のおすすめグルメは、高知の郷土料理「田舎寿司」です。
田舎寿司とは、高知県の山間部に伝わる行事食で、全国的にも珍しい野菜を使ったお寿司です。
ゆず酢を効かせた酢飯に、みょうが・こんにゃく・たけのこ・しいたけ・りゅうきゅう・かぶなど、山の幸がネタとして乗っています。
田舎寿司を販売している店舗はいくつかありますが、人気の店舗は売り切れてしまうこともあるので、早めにゲットしておきましょう。
知る人ぞ知る高知のB級グルメ「中日そば」も、日曜市でおすすめしたいグルメの一つです。
かつおベースのあっさりとしたうどん出汁に中華麺を合わせた一品で、高知県香南市赤岡町のソウルフードとして愛されています。
日曜市に出店している一栁良子さんの中日そばは、一杯400円以下と非常にリーズナブルなので、お時間がある時はぜひ立ち食いスペースで食べてみてください。
つづいての日曜市おすすめグルメは「いも餅」です。
サツマイモと餅米を混ぜてつきあげたお餅の中にあんこが入っており、仕上げにたっぷりのきな粉がまぶされた、食感も味わいもたまらないお菓子です。
サツマイモとあんこの優しい甘さがちょうど良く、出店者の間でも定番のおやつとなっています。
5つ目にご紹介する日曜市のおすすめグルメは、マサカサタコスさんの「タコス」です。
高知県産のきび粉とメキシコのマサ粉をオリジナルブレンドして作った自家製トルティーヤに、高知野菜や四万十鶏、紅はるか、豚のホルモンなどの食材を包んでいただきます。
横浜→ロサンゼルス→高知へと移住してきた店主の都筑正寛さんが作るタコスは、絶品の一言です。
日曜市のおすすめグルメ、つづいては「土佐和牛串」のご紹介です。
希少な土佐和牛のサーロインステーキ串は、大平商店の向かいに出店する池田美保子さんの炭焼き串屋さんで食べられます。
その他にも、1日に少量だけ販売される高知県産ウナギの肝串や、焼き鳥・フランクフルトなどを販売しており、朝から夕方までどの時間帯も大行列です。
高知の名物「土佐節」も、日曜市で買うことができるおすすめの商品です。
土佐節はお好み焼きや焼きそばに乗せる花かつおとは違い、手でほぐれるほど柔らかいかつおの燻製のことで、そのまま酢みかんや醤油で食べることができます。
1985年から日曜市に出店している中田遊亀商店さんでは、香り豊かな土佐節のほかに釜揚げしらすやちりめんじゃこなどの様々な海産物を販売中です。
つづいておすすめしたい日曜市グルメは、「アイスクリン」です。
卵・砂糖・脱脂粉乳などで作られるアイスクリンは、普通のアイスクリームよりもさっぱりとした味わいで、かき氷よりもしっとりとした独特の食感が楽しめます。
メディアなどで取り上げられたことから高知名物として広く知られるようになり、日曜市でも大人気の商品です。
高知が誇る名物菓子「芋けんぴ」も、日曜市で買いたいおすすめグルメの一つです。
芋けんぴの発祥については諸説ありますが、小麦粉を棒状に固めて作られる堅干(ケンピ)という高知県の郷土菓子に形状や食感が似ていることから、芋けんぴと呼ばれるようになったと言われています。
高知で誕生した郷土菓子は、今や全国的に愛される定番お菓子になりました。
最後にご紹介したい日曜市のおすすめグルメは、「冷やしあめ」と「あめ湯」です。
水飴や白糖に生姜の汁を加えた生姜シロップを水で割れば冷やしあめ、お湯で割ればあめ湯になります。
生姜の風味がクセになる、ほのかな優しい甘さが特徴のドリンクですが、関西・中国・四国の一部以外ではあまり知られていません。
日曜市の歩き方に決まりはなく、東側の1丁目でも西側の6丁目でもどこからスタートしても構いません。
自由に楽しんでいただければ良いのですが、日曜市を思う存分満喫するために押さえておきたいポイントをいくつかご紹介します。
以下のポイントを参考にしながら日曜市を楽しみましょう。
日曜市は朝市ではなく、毎週日曜日の午前6時頃〜午後3時頃まで開催されています。
ですが、人気の商品はすぐに売り切れてしまう上、在庫状況によっては早めに店仕舞いをしてしまう店舗も少なくありません。
品揃えが豊富で最も賑わう時間帯は午前8時〜午前10時なので、気になる商品はなるべく早めにゲットしておきましょう!
日曜市の魅力はなんといっても、気さくで楽しい店主のみなさん達!店主との会話を楽しみながら、ゆっくりと日曜市を楽しみましょう。
また、先ほどご紹介した中だと芋けんぴなどは複数の店舗で取り扱っていますので、価格交渉の余地があるかもしれませんよ。
日曜市には今回ご紹介したグルメ以外にも、新鮮な野菜や果物、魚、花、植木、金物、工芸品などなど様々な商品が売られています。
ついつい買い過ぎて大荷物になってしまいそうな場合は、宅配便を利用するのがおすすめです!
宅配便コーナーは3丁目と6丁目にあるので、ぜひ積極的にご利用ください。
日曜市は雨の日でも休みません!
ただし、「高知の雨は下から降る」とも称されており、雨が強く叩きつけられて地面から跳ね返ってくるほどの大雨になることもあります。
それほどの大雨や台風でなければ中止することはありませんので、雨の日でも安心してお越しください。
約300店舗が出店し、約17,000人が集まる日曜市ですが、残念ながら専用の駐車場はありません。
専用の無料駐車場はありませんが、日曜市周辺には有料の駐車場がいくつも点在していますので、あらかじめチェックしておきましょう!
周辺の駐車場情報については、高知市が提供する駐車場MAPにてご確認ください。
毎週日曜日になると、高知城のおひざもとの追手筋は日曜市で大いに賑わっています。
サクサクホクホクのいも天や、山の幸で作られた田舎寿司、B級グルメの中日そばに、さっぱり食べられるアイスクリンなど、高知が誇るご当地グルメが目白押しです。
1日に約2万個売れる大平商店のいも天は、今では高知県民のソウルフードと呼ばれるようになりました。
そんな日曜市名物のいも天が、家庭でも食べられるようになりました♪大平商店では、50年以上門外不出の秘伝のオリジナルいも天粉を通販サイトで販売しています。
「日曜市に行きたいけど遠方でなかなか行けない…」
「日曜市で食べたあのいも天の味が忘れられない!」
「テレビで見た高知のいも天をなんとか食べたい!」
そんな方は、ぜひ「日曜市のいも天粉」をお買い求めください♪