東は室戸岬から西は宿毛市までおよそ170キロメートルと、高知県は全国でも8番目に横に長い県として知られており、県内各地に名物料理がたくさんあります。
こちらの記事では、県内を東部・中部・西部の3つに分け、各地の高知名物を5つずつ紹介します。
記事の最後ではテレビで話題の商品も取り上げているので、最後までぜひチェックしてくださいね。
高知県東部の名物グルメは以下の5品です。
室戸岬で有名な高知県室戸市は、金目鯛の水揚げ量日本一を誇ります。
室戸キンメ丼は新鮮な金目鯛の照り焼きと、地魚の刺身が合い盛りになった「1杯で2度おいしい」ご当地グルメです。
金目鯛はその日に獲れたものを使用しているため鮮度が抜群です。高知名物の室戸キンメ丼は市内の飲食店などで提供しています。
安芸まるごと丼は市内のコンテストで1位に輝いたご当地グルメです。
安芸産のナスと地鶏「土佐ジロー」をオイスターソースで味付けし、ちりめんじゃこと温泉卵がトッピングされています。
お店によってピリ辛になっていたり、石焼きスタイルで提供されたりと、違いを楽しめるのも嬉しいポイントです。
安芸まるごと丼はピッコロカフェ、キッチンココ、スープカレー&カフェ「chez nous」、安芸しらす食堂、はたやま憩の家で食べられます。
中日そばは高知県香南市のご当地グルメで、特徴は中華麺がうどんのスープに入っている点です。
名前の由来は「中」華麺と「日」本のうどんスープから取った説と、ラーメンの代用品として作られたため中華麺と呼ぶのを憚り、中日ソバと呼ぶようになったとの説があります。
高知名物の中日そばは「香南市ちゅうにち同盟」の加盟店で食べられます。
明治維新の立役者の一人、坂本龍馬はシャモが好きだったことで知られています。
坂本龍馬は暗殺される前にシャモを食べようとしていたとされており、地元の青年有志が「代わりに食べちゃろう」とシャモを使った鍋料理を考案しました。
ごめんケンカシャモ料理には、100%純血種のシャモが使用されている点も特徴です。
シャモは闘鶏として飼われていた歴史もあり、一般的な鶏に比べ大柄で肉質がしっかりしており、噛めば噛むほど旨味がしみ出してきます。
ごめんケンカシャモ料理は高知県南国市の飲食店などで食べられます。
高知県の香南市はニラの生産量が全国一を誇っており、香南市のニラは葉肉が厚く、甘みが強い点が特徴です。
香南ニラ塩焼そばには自慢のニラが「これでもか」というほど入っており、オリジナルの塩だれで味付けしています。
豚肉との相性も抜群で、食べ始めると箸が止まらないと評判です。
また、香南市では飲食店ごとに一味違う、高知名物の香南ニラ塩焼そばが楽しめます。
香南塩ダレはお土産としても人気で、買って帰ると自宅でもお店の味を再現できますよ。
高知県中部の名物グルメは以下の5品です。
高知県の須崎市では古くから「うつぼは乳をよく出すから、妊婦に食べさせろ」と言われています。
須崎のうつぼは皮下にコラーゲンをたっぷりと含んでおり、それがうつぼ料理をおいしくする秘訣の1つです。
見た目からは考えられないほど上品かつ淡白な味わいで、たたきや刺身、唐揚げ、てんぷらなど楽しみ方もさまざまです。
うつぼ料理は須崎市や高知市の飲食店などで食べられます。
「生姜焼きなんてどこでも食べられるのでは?」と思うかもしれませんが、高知県では一味違った名物グルメの1つです。
高知県吾川郡いの町はショウガ栽培発祥の地とされており、「いの生姜焼き街道」では19ものお店で独自の生姜焼きを食べられます。
いの町の生姜焼きの特徴は、豚肉だけでなく鶏肉やカツオなど、さまざまな食材を使用している点です。
お店ごとに違った味が楽しめるので、食べ比べしてみるのも楽しいですよ。
意外に思われるかもしれませんが、オムライスも高知県中部の名物グルメの1つです。
高知県高岡郡日高村には「日高オムライス街道」があり、お店ごとにさまざまな工夫を凝らしたオムライスが食べられます。
日高村は糖度の高いシュガートマトが名産品で、オムライスにもシュガートマトを使用するとのご当地ルールがあります。
「石鍋オムライス」や「スープオムライス」、「オムとまカレー」などバリエーションが豊かなので、オムライス好きは要チェックです。
鍋焼きラーメンはうつぼ料理と並び、須崎市自慢の高知名物の1つです。
細麺に鶏ガラをベースとしたしょうゆ味のスープに細めんが絡み合い、あっさりとした味わいながら強い旨味を楽しめます。
土鍋でグツグツ煮込んでいるため、最後までアツアツの状態が続きます。残ったスープにご飯を入れ、雑炊にして食べるのも楽しい料理です。
高知県に行ったら絶対に食べたい名物グルメの1つがカツオのたたきです。
カツオのたたきは全国どこでも食べられると思うかもしれませんが、高知では藁焼きカツオが一般的です。
表面を炙ることでカツオの硬い皮が香ばしく焼き上げられ、風味豊かに仕上がります。
高知ではポン酢ではなく、塩でカツオのたたきを食べるのも特徴です。
カツオ好きの方は、ぜひ高知名物の藁焼きカツオを塩で食べてみてくださいね。
高知県西部の名物グルメは以下の5品です。
ぺラ焼きは土佐清水市で古くから愛されてきた名物グルメの1つです。
その名の通り、ペラペラのお好み焼きといった感じの見た目です。
薄く伸ばした生地の上にじゃこ天と卵、ネギを乗せただけのシンプルな料理で、当地では子どもから大人まで人気メニューとなっています。
ぺラ焼きは「お好み焼き タッチ」や「元祖ぺラ焼き西村」などで食べられます。
高知県と愛媛県の県境にある梼原町は、坂本龍馬が脱藩する際に通ったことでも知られています。
梼原町では古くから高麗キジを特別な日のご馳走としていました。
現在では高知名物の1つとなっており、噛めば噛むほど深い味わいのキジを鍋や串焼きなどで楽しめます。
キジ料理は梼原町内にある10店舗ほどの飲食店で食べられます。
高知県の西部には日本最後の清流とも呼ばれる四万十川が流れています。
そんな四万十町が誇る高知名物の1つが四万十ポークです。
柔らかい肉質と上質な脂が特徴で、一般的な豚肉と比べると甘みが強いです。
ご当地ではトンカツはもちろん、焼肉やしゃぶしゃぶなどの食べ方も楽しめます。
15店舗が集まった四万十ポークどんぶり街道では、四万十ポークを使った角煮丼やステーキ丼、山菜丼などバリエーション豊かなメニューを提供しています。
高知県南西部にある大月町は、養殖される本マグロの生産量が全国第3位を誇ります。
当地では秋になるとマグロ400Kgを食べつくす「マグロまつり」が開催され、地元の方だけでなく観光客でも賑わいます。
トロはもちろん赤身にまで上質な脂がのっており、舌の上でとろける濃厚な味わいが特徴です。
高知名物の本マグロを使った料理は、大月町の飲食店などで食べられます。
高知県西部に出かけたら食べてほしい料理の1つがさばの漬け丼です。
土佐清水市ではゴマサバを独自のたれにつけ、アツアツのご飯の上に乗せて提供しています。
半分ほど食べたら出汁をかけ、お茶づけにして食べますがこれが絶品なのです。
土佐清水に行ったら、さばの漬け丼を忘れずに食べて帰ってください。
ここまで高知県の名物グルメを紹介してきましたが、最近になって話題の新しい高知名物が「いも天」です。
テレビでも紹介され、日曜日になるといも天を販売している大平商店には長い行列ができます。
50年間門外不出の衣に包まれたいも天は、ほっくりとした食感と上品な甘さが特徴です。
高知県では日曜日になると300年の歴史を持つ「日曜市」が開催されます。
日曜市では高知城追手門から東、およそ1kmに渡って500もの店舗が軒を連ね、15,000人もの人が訪れます。
いも天は日曜市でも人気の高知名物ですが、現在は以下の場所で購入可能です。
【日曜市・木曜市】
概要 | 情報 |
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場所 | 日曜市:高知市追手筋木曜市:県庁前 |
営業時間 | 7:00~15:00ごろ ※都合により前後する場合あり |
補足 | 8月は材料調達が難しいため、 日曜市・木曜市共に休業 |
【とさのさとアグリコレット店】
概要 | 情報 |
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場所 | 高知県高知市北御座10-10 |
営業時間 | 10:00~19:00※無休 |
補足 | 売り切れ次第終了 |
【ひろめ市場店】
概要 | 情報 |
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場所 | 高知県高知市帯屋町2丁目3-1 ひろめ市場 |
営業時間 | 11:00~21:00 |
補足 | 売り切れ次第終了 |
いも天は日曜市でも人気の商品のため、「行列に並んでいたのに売り切れてしまった」というケースもあります。
そんな方におすすめなのが、大平商店が販売している「いも天粉」です。
いも天粉を使うと、お店で食べたあの高知名物の味が簡単に再現できます。オリジナルレシピも多数あるので、是非一度お試しください!
高知県は日本最後の清流と言われる四万十川や、黒潮が流れる太平洋、四国カルストなどの自然に恵まれています。
そんな高知県では新鮮な魚介をはじめ、キジ料理や四万十ポーク、シャモ料理などさまざまなご当地グルメが楽しめます。
中でもおすすめがテレビでも紹介された新たな高知名物のいも天です。いも天は日曜市でも人気のため、行列に並んでも売り切れて買えないケースがあるほど!
そんな方には、大平商店が販売しているいも粉がおすすめです。
自宅で簡単にお店の味を再現できるので、一度お試しになってみることをおすすめします。